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日本のガラスフィルムはいつから? / 窓ガラスフィルムについて

  • 執筆者の写真: harerutech
    harerutech
  • 1月21日
  • 読了時間: 3分

更新日:6月13日

窓ガラスフィルムいつから?

日本のガラスフィルムはいつから?

日本のガラスフィルムはいつから?あるのでしょう。

日本での窓ガラスフィルムは、1960年代末頃からアルミ蒸着の日射調整フィルムが普及 し 始めたといわれています。1974年(昭和49年)に発生した三菱重工爆破事件や1978年(昭和53年)の宮城県沖地震をきっかけに、窓ガラスの飛散防止を目的とした飛散防止フィルムが注目され需要が高まりました。

1995年(平成7年)の阪神・淡路大震災をきっかけに、災害対策を目的として建築窓ガラス用フィルムの需要がのび、近年では小学校や官公庁の建物から一般家庭など全国的に窓ガラスフィルムが導入されるようになっています。災害対策だけでなく、省エネや防犯、プライバシー保護など、様々な用途で窓ガラスフィルムが活用されています。



窓ガラスフィルムとは

既存のガラスに貼付けるだけでガラスの機能を損なわずに、新しく様々な機能を付加することができるフィルムです。災害対策・侵入対策・省エネ対策・プライバシー対策などができ、窓のサイズに合わせてカット・調整ができるので、簡単にご自宅の窓に設置できます。

オフィスビルに始まり店舗や工場・各公共施設・マンション・一般住宅に至るまで、安全・安心・省エネ対策などの様々な場面で活躍し、低コストと導入のし易さなどから、需要の拡大が期待されています。



窓ガラスフィルムの構造

 フィルムは何層もの材料で構成されています。基本的な構成を示します。


フィルムの構造

1.ハードコート層

  耐摩耗性を高めフィルム表面を保護し掃除しても傷が

付きにくく、撥水加工により水や汚れも防ぐ。

2.層間接着剤

  ハードコート層と基材(PET)フィルムの接着剤。

3.高透明PET(基材)フィルム

ポリエチレンテフタラー(PET)使用フィルムの主性能層で構造を変えることで各機能を作りだします。

4.透明接着剤

アクリル樹脂系の粘着剤が用いられ窓ガラスにしっかり密着させる接着剤。耐紫外線処理剤が添加されておりUVカットができます

5.セパレーター(接着剤保護用)

貼付け前の接着剤を保護するためのフィルム。貼付け時に剥がします。


基本構造に加えて、基材の構成を変えたり、多層構造にしたり、表面を特殊な技術で加工したりする事により、「遮熱」、「貫通防止」、「目隠し」などの多種多様な機能を持ったフィルムを作る事ができます。



窓ガラスフィルムの基本機能

窓ガラスフィルムの基本機能は飛散防止と紫外線カットです。殆どのフィルムに備わっている機能で、この機能を元に複数の機能性フィルムが開発されています。


基本機能: 飛散防止/紫外線(UV)カット

窓ガラスが割れてしまうと、飛び散ったガラス破片によるケガなど、様々な二次災害のリスクがあります。ガラス破片の飛び散りを軽減して窓ガラスの安全を高める機能です。

また、窓ガラスから入る紫外線を99%以上カットします

フィルム衝撃実験とUVカット99%

基本機能+付加機能

1. 遮熱/断熱

日差 しによる窓際温度の上昇を軽減することができます。 冬は室内の熱を窓から逃がさず、夏は窓から 入る日射熱を低減します。

2. 防犯(貫通防止)

窓から侵入してくる窃盗被害や、空き巣被害のリスクを低減します。

3. 目隠し/デザイン(装飾)

窓からの自然光を取り入れつつプライバシー性を向上することができます。

機能性とデザインを融合した装飾フィルで、室内を快適空間変えられます。

4.その他特殊機能

低反射、防虫、抗ウイルス・抗菌など


基本機能を元に目的に合った最適なフィルムを選ぶことが快適な空間つくりに不可欠です






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